こんにちは、森下です。
2025年の大阪・関西万博まで、あともう少し。
ニュースやSNSでも「パビリオンができてきた」「アクセス整備が進んでいる」といった話題をよく見かけるようになりました。
私たちが携わっているのは解体や内装の仕事ですが、実はこういった大きなイベントと建設業界は、けっこう深いつながりがあります。
万博は“未来の見本市”なんて呼ばれたりもしますが、それを支えているのは、今も現場で汗をかいている職人たちの手仕事なんですよね。
■ 万博=未来のまちづくり
今回の大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
ちょっと難しそうに聞こえるけど、要するに「これからの暮らしや社会をどうつくっていくか」という問いだと思います。
その中には、環境への配慮、持続可能な建物のあり方、最新のテクノロジーとの共存など、私たち建設業にも深く関わってくるキーワードがたくさんあります。
最近では、解体現場でも廃材の分別がどんどん細かくなっていたり、リユースやリサイクルの意識が高まっていたりと、まさに“未来の建設”に向けた変化が日々の仕事にも現れています。
■ 万博の裏側にも、無数の現場がある
万博会場の派手なパビリオンに注目が集まりますが、その土台となるインフラや整備は、表に出ない多くの現場が支えています。
基礎をつくる人、配線を通す人、仕上げを整える人。
そこには、それぞれの職人の技術と経験が生きています。
私たちのような内装・解体の仕事もそう。
一度、空間を“まっさらに”することが、新しい何かを生み出すための第一歩になる。
壊すというより、「未来の準備」をしている感覚に近いです。
■ 万博が終わったあとこそ、大事になる
そして実は、万博そのものよりも大事なのは、「終わった後」だったりします。
閉幕後の施設の解体・再利用や、跡地のまちづくりには、またたくさんの職人の力が必要になります。
未来を“続けていく”仕事こそ、私たちが得意とするところかもしれません。
■ 万博をきっかけに、建設の未来も変わっていく
大阪万博をきっかけに、建設のあり方や働き方ももっと注目されてほしい。
きつい、汚い、危険といったイメージを変えていくチャンスでもあると思います。
静かに、丁寧に、技術で支える現場があること。
人の手がつくる安心や美しさがあること。
万博の“表舞台”には出ないけれど、私たちはそんな裏側の力を信じています。
2025年。
きっとたくさんの人が大阪に集まり、未来にワクワクする時間を過ごすでしょう。
私たちはその舞台の一部を、今日も静かに支えていきます。