こんにちは、工事部長の鈴木です。
今回は、現場仕事には欠かせない「道具の手入れ」について、少しだけお話ししたいと思います。
解体の現場では、毎日いろんな道具を使います。
ハンマー、バール、ハンドクラッシャー、インパクト、カッター、スケール…。
現場によって使い分けますが、どれもなくてはならない“相棒”みたいな存在です。
特に内装解体は、力任せではなく、細かな作業や繊細な部分も多いので、道具の状態が仕事の仕上がりに直結します。
だからこそ、使いっぱなしにはせず、ちゃんと“手入れ”をする時間を取るようにしています。
現場が終わって会社に戻ると、みんなで片付けながら道具を並べてチェック。
ホコリを落としたり、刃先を拭いたり、グリスを差したり、ネジを締めたり。
壊れかけているものや、消耗が激しいものは、早めに交換や修理の手配をします。
一見地味な作業ですが、これを怠ると、次の現場で「動かない!」「外れない!」と大変なことになるんです。
ベテランの職人さんがよく言っている言葉があります。
「道具はしゃべらないけど、ちゃんと見てるぞ」って。
丁寧に扱えば、ずっといい仕事を支えてくれる。
でも、雑に使えば、いつか必ずしっぺ返しがくる。
そういう“道具との信頼関係”みたいなものって、なんだか素敵だなと思います。
新人さんにも、最初のうちから「使った道具は自分で片付けて、点検までしてね」と教えています。
最初は面倒そうに見えるけど、それが自然になってくると、仕事の精度も上がってくるんですよね。
たとえ使い慣れたバールでも、毎日ちょっとずつ磨いておく。
刃物は切れ味が落ちる前に研いでおく。
そういう積み重ねが、安全で、気持ちいい現場づくりにつながっていくと感じています。
道具は仲間。
今日も、明日のためにしっかり手入れして、一緒に現場に向かいます。