こんにちは、小林です。
2025年5月、東京・江戸川区の建設現場で大きな爆発事故がありました。10人がけがをし、まわりの建物にもたくさんの被害が出ました。原因は、工事中に地面の中にあった古いガスボンベに重機がぶつかり、ガスが漏れて火がついたことだといわれています。(Googleニュースより引用)
この事故を見て、「解体工事でも同じことが起きるかもしれない」と思いました。解体工事では古い建物を壊しますが、昔の建物の下には、古い配管やタンク、使われなくなったガスボンベなどがそのまま残っていることがあります。そうしたものに気づかず作業してしまうと、今回のような爆発や火災が起きる危険があるのです。
だからこそ、解体工事では特に地中の調査が大事です。建物を壊す前に、「何が埋まっているのか」「どんな危険があるのか」をしっかり確認する必要があります。古い図面を調べたり、地中レーダーなどの機械を使って、見えない部分もチェックします。
また、解体現場で働く人たちにも、「こういう危険があるから気をつけて」と伝え、安全に作業ができるように教育も大切です。さらに、もし何かあったときにすぐ対応できるように、緊急時のルールや体制を整えておくことも欠かせません。
解体工事はただ壊すだけではなく、見えないリスクに向き合う仕事です。江戸川区の事故は、「しっかり調べて、安全に壊す」という解体工事の基本を、私たちにもう一度思い出させてくれました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。