こんにちは。小林です。広島大学の解体工事現場で、不発弾のようなものが見つかり、周辺が一時的に立ち入り規制される事態となりました。最終的に大きな被害はなかったものの、解体現場には思いがけないリスクが潜んでいることを改めて痛感させられるニュースです。
私たち解体業者は、古い建物や土地に残された危険物と日々向き合っています。
特に、戦時中の建物跡地や、歴史的に重要な場所では、不発弾や旧式のガスボンベなど、予期せぬ物が発見されることもあります。
今回のように、不発弾の可能性がある物が見つかれば、即座に警察や自衛隊との連携が求められます。現場の安全を確保するために、作業の中断・周囲の避難・情報の共有など、迅速な対応が不可欠です。
私たちの現場でも、事前の地中レーダー調査や、過去の土地利用の確認などを通じて、リスクをできる限り把握するよう努めています。
解体というと単に壊すイメージが強いですが、実は調べる、守る、配慮する仕事でもあります。
住民の安全、作業員の命、地域環境を守るため、見えないリスクへの備えも、私たち解体業者の大切な仕事の一つです。