こんにちは、鈴木です。
普段は「今日はこんな現場でした!」というようなブログが多いのですが、今日は少しだけ未来の話をしてみたいと思います。
建設業界にずっと身を置いていると、「今」と「これから」の違いを、少しずつ肌で感じるようになります。
■ 昔と比べて、現場はずいぶん変わってきた
ひと昔前は、現場は“根性”と“体力”がモノを言う世界でした。
朝早くから日が暮れるまで、汗だくになって働くのが当たり前。
でも最近では、道具の進化、作業効率の見直し、安全対策の強化…いろんな面で「変わってきたな」と感じます。
例えば、集塵機といった道具は、音やホコリを抑えて近隣への配慮をしながら作業できるようになりました。
重機だけじゃない「静かな解体」が、今では普通になりつつあります。
力任せじゃない“スマートな現場”が、これからもっと増えていくはずです。
■ 働く人の考え方も変わってきた
最近の若い世代は、「きつい・汚い・危険」だけじゃない、ちゃんと意味のある仕事がしたいという人が多い気がします。
その感覚はとても正しいと思っています。
私たちの仕事は、ただ壊すだけじゃない。
新しい空間をつくる“はじまり”に関わる仕事です。
その価値や誇りを、きちんと伝えていくこと。
そして、働きやすく、長く続けられる環境をつくること。
それが、これからの建設業にとっていちばん大事なことなんじゃないかと思います。
■ テクノロジーと職人の「ちょうどいい関係」
これからは、AIやロボット、ICTといったテクノロジーも現場に入ってきます。
でも、それだけで現場がまわるとは思っていません。
人の目で見て、人の手で確かめることには、やっぱり価値がある。
だからこそ、テクノロジーは職人の補助であり、相棒であるべきだと感じています。
重たい作業は機械に任せて、その分、私たちは「安全かどうか」「きれいに仕上がっているか」「気持ちのいい現場になっているか」に集中できる。
そんな未来がちょうどいい、と思っています。
■ 未来をつくるのは、今この現場
建設の未来って、遠くにあるものじゃありません。
ひとつひとつの現場、毎日の仕事の中にこそ、その“芽”があると思います。
今日も、道具を点検する。
ゴミを分別する。
声をかけあって作業する。
それが当たり前にできる現場を育てていくことが、きっと建設の未来につながっていく。
私たちはこれからも、ひとつひとつの仕事を丁寧に、まっすぐに。
未来のために、今日の現場を大切にしていきたいと思います。