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【原状回復の交渉成功事例】

コラム

事例1:一部造作の残置を許可してもらったケース

業種:美容室/場所:東京都 世田谷区/面積:約20坪

背景:

退去にあたり、すべての内装を撤去する「スケルトン渡し」が契約条件だったが、
次の入居者も美容室になることがわかっていた。

交渉内容:
• シャンプー台の配管とミラー設置部のみ残置できないか相談
• 内装業者が作成した現況図を添付して、オーナーに説明
• 次の入居予定者が内見中だったため、直接交渉して承諾を得た

結果:
• 造作の一部残置が認められ、原状回復費用が約30万円削減
• 工期も1日短縮でき、現場の負担も軽減
• オーナー・次の入居者との三者合意でトラブルなく完了

事例2:耐火区画の復旧を免除されたケース

業種:事務所/場所:大阪府 中央区/面積:約50坪

背景:

共用部分に面した耐火壁を原状回復するよう求められたが、
建設当時からの造作であり、撤去には大掛かりな工事が必要。

交渉内容:
• 耐火区画の構造と必要性を建築士の意見書付きで説明
• 「現行法令に適合しているため、撤去は不要」と論理的に主張
• ビル管理会社との折衝を解体業者が代行

結果:
• 壁の原状回復義務が免除され、見積額が約50万円減額
• 不必要な構造改修を避けられたことで、工事のリスクも回避

事例3:グリストラップの撤去が不要に

業種:飲食店/場所:名古屋市/面積:約30坪

背景:

スケルトン工事としてグリストラップの完全撤去が求められていたが、
配管の構造上、撤去には床を斫(はつ)る必要があり、大がかりになる。

交渉内容:
• 建物全体の排水構造を図面で確認
• グリストラップが共有配管と連動していることを報告
• 専門業者の調査報告書を添えて、「塞いで密閉すれば十分」と提案

結果:
• オーナー側が“撤去ではなく密閉処理でOK”と許可
• 解体業者による塞ぎ工事のみで対応し、費用は約1/3に抑制

事例4:クロス・床材の補修を省略できたケース

業種:小売店/場所:福岡市/面積:約15坪

背景:

契約上は「入居時と同等の状態に戻すこと」とあったが、
入居時点でのクロス・床材にすでに劣化が見られていた。

交渉内容:
• 入居当初に撮っていた現況写真を提示
• ビル管理会社に「既存状態より良好な状態で退去できる」と説明
• 補修範囲を最小限にしても、機能性や見た目に問題ないと判断

結果:
• クロス・床材の貼り替えが不要となり、約20万円節約
• 清掃のみでの対応が認められ、短期間で工事完了

まとめ:交渉次第で原状回復の“負担”は変わる

これらの事例に共通するのは:
• 正確な情報提供(図面・写真・調査書)
• 論理的な説明
• オーナーや次の入居者への配慮

原状回復工事は“義務”と思われがちですが、交渉の余地は意外とあるのです。
信頼できる解体業者や管理会社と連携しながら、無理のない、合理的な原状回復を目指すことが大切です。